2018(平成30)年度 体験学習A
テーマ「和の食文化“そば打ち”を体験しよう」
指導:内田直生先生、他(TOKYO蕎麦塾)
2018年8月9日(木) 10:00~14:30の4時間半
(ただし、そばの試食を含む)
鎌倉市福祉センターの調理室
◆学習のねらい
和の代表的な食の一つである“そば”の歴史・位置づけとともに、その材料に触れ、打ち方を匠の皆さんから学ぶ。小グループに分かれ、伝統的な道具による“そば打ち”を実際、自ら体験するとともに、でき上った成果物を試食して、和の食文化の魅力を実感する
(学習レポート)
前夜からの台風13号接近の影響に配慮し、当初のスケジュールを30分繰り下げて実施された。
受講者は21名、大半が女子生徒で、明るい和やかな雰囲気の中で進められた。受講者はみなエプロン姿になり、5つの班にわかれてそれぞれの調理台毎に指導の方と対話の中で進んで行った。
初めに内田先生より、和の食文化「そば打ち」についての説明を含めて、本講座の全体的なイントロダクションがなされた後、班毎に模範打ち(水回し、こね、のし、切り)の見学、そば粉の香りをまず楽しみ、説明を受けながらそば打ちを目の前で見て覚える。つぎに、学生による練習打ちが行われた。「打ち粉は最後にはどうなるのか」「微妙な水の加え方が難しそう」といった学生の声に対するやりとり(打ち粉の原材料の説明、作業環境の温湿度・材料の含水量など様々な要因の複合的作用)などが印象に残った。
班による作業のペースが異なったこともあり、実際の「試食タイム」にかなりの差が出たので遅い順番になった子ども達の待ち遠しい顔も・・・。打ち立て/茹で立ての試食で、多くの学生達がお代わりをしていた。
そば打ちを楽しむとともに、本物のそばへの魅力をいささかなりとも実感することができたのではないだろうか。
なお、当日は鎌倉のJ:COMによる取材撮影もあり、夕方には18:30からのデイリーニュースで早速TV放送があり、子ども達への活き活きしたインタビューも流された。
(文責:中村和男 写真:島村國治)