2018(平成30)年度 体験学習B

 2018年度 体験学習B

テーマ「“ドローン”はすごい ― 操縦もしてみよう」

 

指導:青柳正紀先生、他(鎌倉ドローン協会)

 

2018年8月3日() 10:0012:00

鎌倉市立御成小学校の体育館

  

◆参加受講生:30名(小学46年生) 

 

◆学習概要

 

10:0010:30 ドローン講座・座学「ドローンについて」

   飛行原理、性能・機能、用途、リスク、使用上の倫理的心構えについて

10:3011:45ドローンの小型実機モデル(トイドローン)での操縦体験、およびシミュレータによる模擬(もぎ)操縦

 ★3機のトイドローンを使って、3班の学生が各自で操縦を体験する

   その間に、他の3班の学生は、順次、シミュレータで模擬操縦

 11:4512:00 学生による質疑・感想、アンケート記入

 

◆学習のねらい

 

近年、上空からの観察・撮影(さつえい)や物資輸送のための遠隔(えんかく)操作(そうさ)による飛行体としてドローンの活躍(かつやく)が注目されており、鎌倉でも防災やテロ対策(たいさく)、景観・建物の記録などへのドローンの活用に取り組んでいるNPOがある。本講座では同団体の協力を得て、ドローンについて、飛行原理や機能、活用分野や使用上の心構えなどについて学習するとともに、小型の実機モデルで操縦(そうじゅう)操作を体験する

 はじめに、鎌倉ドローン協会の青柳正紀先生から、ドローンの用途ようと、機体や仕組み、社会的な飛行規制、そしてロシアでの高度1万メートルへの飛行、噴火ふんか口内部への飛行の動画紹介しょうかいなど幅広はばひろく説明がなされた。

 

その後、5人ずつの6グループに分かれての、シミュレータそしてトイドローンの操縦体験に入り、全員が両方を体験した。

 

 シミュレータではPC画面上のフィールドを飛び回る操作(そうさ)を手元のコントロ-ラで学習できた。また他のシミュレータではスクリーン上に投影(とうえい)された体育館内の映像(えいぞう)では(かべ)天井(てんじょう)(ゆか)との衝突(しょうとつ)回避(かいひ)模擬(もぎ)体験した。

 

 トイドローンの操縦では、10mほど(はな)れて置かれた標識パイロン間の往復、旋回(せんかい)、フロアー指定位置への離着陸(りちゃくりく)などを体験した。速度のスムーズな加減速操作の(むずか)しさや、操縦者のコントローラーのスティック操作と機体の向きが反した時には難しさがあったが、次第に慣れて操縦を楽しんでいた。次回は「ドローンを組立ててみたい」という学生の声も聞かれた。

  シミュレータの学生へのガイドやトイドローンの充電じゅうでん作業では鎌倉学園インターアクト部の中学/高校生の支援しえん参画もあった。

  最後に鎌倉ドローン協会青柳先生から30名の学生一人ひとりにドローン講習受講認定(にんてい)書が手渡(てわた)され、集合写真を()って終了(しゅうりょう)した。

 

当日の終了時の学生アンケートの結果では、ドローン体験学習の全体的評価はとても高く、やはり実機操縦が強い印象を(あた)えていた。ドローンの使い方への思いでは、災害時の撮影や支援、犯罪捜査(そうさ)などのほか、スポーツ中継(ちゅうけい)への活用期待もあった。一方ドローン軍隊の出現を心配する回答もあった。

 

なお、警察(けいさつ)や消防関係者も見学される中、J:COMとタウンニュース、そしてドローン専門(せんもん)WEBサイトであるドローンタイムズにより、全プログラムの取材もなされた。 8/17のタウンニュース(鎌倉版)に掲載(けいさい)されるとともに、当日(8/3)夕方のJ:COM鎌倉のデイリーニュースでもTV放映(ほうえい)された。

 

(文責:中村  写真:島村)