2018(平成30)年度 ゼミ学習B

 2018年度 ゼミ学習B

 テーマ「わが町かまくらの景観まちづくりマップを創ろう」

 

◆講師:志村直愛先生(東北芸術工科大学教授)

 [協力: 鎌倉歴史文化交流館]

 

◆開催日時、会場:夏休み後半の平日の計3

 第1回目 8/17() 9:3012:00

  NPOセンター鎌倉でオリエンテーション後[地域の景観コース散策]

 第2回目 8/20() 10:3012:30 [歴史文化交流館の交流室]

 第3回目 8/23() 10:3012:30 [歴史文化交流館の交流室]

 

◆受講生:12名(小学46年生)

 

◆学習のねらい

 

私たちかまくらのまちの景観に注目します。観光地や商店街、(じゅう)(たく)地などを(ふく)めた一定区間のまちなかを踏査(とうさ)し、景観の特徴(とくちょう)魅力(みりょく)(ちゅう)(しゅつ)。そのまちらしいかまくらの風情や景観特性を共有します。続いて、ヒアリングや取材、資料調査を通じて、その内容、作られ方、経緯(けいい)などを明らかにし、それらの位置を考慮(こうりょ)しながら見学コースを設定、解説するマップの素材を集めます。写真撮影(さつえい)からイラスト作成、グラフィック上の工夫を()らしてコースマップを作成します

 

 

(学習レポート)

 

 

1回目 取材踏査「わが町鎌倉の素敵な景観を(さが)そう」

 

はじめに座学(ざがく)で、景観についての簡単(かんたん)な解説と取材方法のガイダンスが行われた。

 つぎに、4(はん)に分かれて、鎌倉駅東口から鶴岡八幡宮太鼓(たいこ)(ばし)までの以下の4コースを各班で分担(ぶんたん)し、それぞれ現地を歩いて取材調査を行った。

 

 

 小町通りコース /若宮(わかみや)大路コース /大仏(おさらぎ)(てい)路地(ろじ)コース /小町大路コース

 

 各班では、3名の学生で、地図チェック係、写真撮影指示係、作業シート記録係を分担してもらい、各同行スタッフには学生が注目した各ポイントの写真撮影を行ってもらった。暑い日差しの中、鎌倉らしさを求めて話し合いながらポイントを探した。取材では、景観的に素敵なもの、面白いもの、鎌倉らしいものを見つけ、「作業シートへの内容記入、写真撮影と地図上プロット」を()り返して行った。

 

 

第2回目 掲載(けいさい)記事の選考「みんなに見せたい景観を選ぼう」

 

初めに会場となった鎌倉歴史文化交流館の説明を15分程度、大澤学芸員に行ってもらい、その後、当日の作業の準備と手順などについて志村先生から説明がなされた。

 

続いて、焦点(しょうてん)4コースの撮影ポイントの写真データを投影(とうえい)しながら、作業シートに記載(きさい)()みの当該(とうがい)コースへの踏査学生自身のコメントを紹介(しょうかい)してもらうとともに、他の学生による新たなコメントを出してもらい、マップ作りのコメント取りまとめ用メモを学生各人に作成してもらった。

 

最後に、次回のためのマップ作りに向けた宿題の説明がなされ終了(しゅうりょう)した。

 

 

第3回目 景観マップ作成と発表会「素敵な景観マップをデザインしよう」

 

志村先生による作業説明で始まった。 学生はそれぞれ、第2回目までに自コースのマップ掲載のためのコメント、写真の素材選びと地図図面配置に着手していたが、宿題でさらにその作業を進めた資料を持ち()み、オリジナルマップ完成を目指した。

ハサミ、ノリ、色鉛筆(えんぴつ)駆使(くし)してそれぞれ個性的なデザインが生まれて行った。

 

正午過ぎまでで、全体としては7(わり)程度が出来上ったところで、発表会に移り、全作品を前方の机上(きじょう)(なら)べて、各人から作成のねらいや特徴(とくちょう)を説明してもらうとともに、志村先生からもコメントがなされた。記載(きさい)内容、マップの線図構成・色彩(しきさい)、イラストの使い方などそれぞれ魅力(みりょく)ある個性的な作品となった。

 

講座を終了するに当たっては、各自の(未完成の)オリジナル・マップを持ち返って、それぞれの作品の完成作業を続けてもらい、第3回定例授業時に提出してもらうこととした。

 

なお、J:COMにより第3回目の講座の様子の取材もなされ、当日(8/23)夕方のJ:COM鎌倉のデイリーニュースでもTV放映された。

 

(文責:中村  写真:島村)